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[上馬瀬口御番所口役銀取立帳]

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岐阜県歴史資料館・飛騨郡代高山陣屋文書1-55-65 (5-1-1 図 ④)

5-2-(4)-1 上馬瀬口口役銀取立帳

 上馬瀬口御番所(現下呂市馬瀬町中切)は金森藩時代に始まり、寛政二年(一七九〇)八月、中番所及び平湯口など通行量の少ない口番所一四カ所が廃止された時にも残され、明治四年(一八七一)まで続いた。
 しかし、上馬瀬口は大原口と下原口の中間の地点にあり、本街道から離れていたので人及び物資の通行量は極めて少なかった。
 馬瀬川流域はかつて郡上郡であった歴史もあり、下馬瀬口御番所とともに国境警備のために置かれた口留番所であったとも考えられる。