5-3-(4)-1 飛騨国諸口留番所口役銀取立帳概略一覧 |
番所名 | 取立帳年月 | 役荷件数 | 口役銀集計 | 備 考 |
下原口 | 嘉永 3年 1月 | 431 | 1,766匁4分6厘 | 砂糖・みかん・黄綿のほか小間物・雑貨入荷物が多い。 |
下原口 | 文久元年 5月 | 260 | 1,018匁4分7厘 | 砂糖・黄綿・茶等が急減。 (荷主・運送業者の中心は久々野郷)馬方(帰り荷) |
上ヶ洞口 | 文政 2年12月 | 32 | 70匁0分2厘 | 冬期。交通は途絶していない。 |
上ヶ洞口 | 弘化 2年 8月 | 60 | 282匁5分0厘 | 玉子・刻煙草の割合大きい。 (荷主・運搬者はほとんど高山町の人)歩荷 冬期 |
上ヶ洞口 | 嘉永 3年 1月 | 33 | 152匁3分6厘 | |
上ヶ洞口 | 文久 4年 3月 | 105 | 390匁0分3厘 | 鶏卵・素麺・刻煙草が急増。 |
上ヶ洞口 | 元治元年 5月 | 126 | 259匁1分5厘 | 馬の移出がみえはじめる。 |
荒田口 | 万延 2年 2月 | 540 | 1,112匁 2厘 | 役荷物中414件は肴類。干鰯などの小魚が中心で、役銀総額は少ない。荷主の80%は越中の業者。 |
二ッ屋口 | 安政 4年 5月 | 8 | 5匁2分5厘 | 荷主は全員越中八尾・富山の人 |
二ッ屋口 | 文久 2年12月 | 0 | 0 | 冬交通途絶す。 |
二ッ屋口 | 明治 2年 4月 | 54 | 永664文9分 | 夏に向かい、人・物の往来が盛んになる。 |
小豆沢口 | 嘉永 2年11月 | 43 | 楮の移出が大部分を占める。 | |
小豆沢口 | 明治 2年4月 (1日~7日) | (63) | 7日間のみの記録。 | |
小白川口 | 安政 3年 9月 | 96 | 239匁3分8厘 | 米・魚類の移入が多い。 荷主(稼ぎ人)は越中城端の人々 |
小白川口 | 文治元年 4月 | 32 | 146匁4分4厘 | 大雪のため道路崩壊 牛通れず |
野々俣口 | 安政 6年 2月 | -50 | 46匁4分2厘 | 一部史料が欠損。役荷件数は推定。 |
寺河戸口 | 文久元年 6月 | 13 | 86匁5分6厘 | |
中尾口 | 万延元年 8月 | 23 | 23匁6分3厘 | |
中尾口 | 文久元年 4月 | 7 | 3匁0分5厘 |