檀林印章
世にいう「一里塚」は檀林日本寺を起点としたともいわれ、宗門の学僧たちは全国から集った。そして、そのことを何よりの誇りとして常に忘れることなく、日々の精進に努めたことであろう。
いま、他所からの資料・研究によって当寺が改めて大きく評価されようとしているが、郷土の碩学村岡良弼の詩を載せて、往時をしのぶよすがとしたい。
中村檀林
日本寺、法華檀林之一也。僧房伽藍、結構雄偉、学侶常満二五百一。近者置二大教院于東京一。檀林之称廃矣。
寺古山深秋爽哉
一声幽磬暮鴉回
雲林不レ改旧時色
曽養二幾多竜象一来