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常照山光明寺 由緒・縁起

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 春日神社の西方、道路を距てた高台にあり所在地は字上口三三〇番地である。『中村寺院明細帳』によると、
 
    千葉県管下々総国香取郡中村南並木上口
                               法華経寺末
                                  日蓮宗 光明寺
 一、本尊 釈迦牟尼仏
 一、由緒 当寺ハ元密宗ニシテ権大僧日忠ノ開基ニシテ其後漸ク衰頽 慶安元年(一六四八)日崇請願シテ再建シ光明寺ト称ス
 一、本堂間数 間口七間 奥行五間半
 一、庫裡間数 間口六間半 奥行四間半
 一、境内坪数 三百七拾六坪
         二百七拾壱坪 民有地
         百五坪    官有地
 一、檀徒人員 二百四拾八人
 
とあり、『日蓮宗寺院大鑑』はその沿革を「慶安元年(一六四八)の創立。開山日崇。開基日忠。(大観には開山日忠、開基日崇とある)」と記している。草創の時代を明記する資料・縁起などは右の外に見当たらない。

常照山光明寺

 本殿内陣の右には日蓮聖人木像、左内陣には大黒天が祭祀され、左へ入る別室には厨子に入った鬼子母神・妙見像・天神像が安置されている。