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三社神社

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 東台字大谷台五〇五番にある三社神社が、東佐野・中佐野・東台三集落の鎮守である。村の北側台地上を走る国道二九六号線から東台集落へ入ろうとする道路沿いで、旧秣場の中心地である。

三社神社

 三村一社の由来について「中佐野村日記」には、享保十一年(一七二六)まで三村一社であったが、同十二年に中佐野村で八王子大神を勧請したことが記されている。そして明治の『社寺明細帳』(原文は東台の項参照)には、口碑によればとして勧請の時代を慶長六年(一六〇一)と記している。
 また、慶長から享保までは三村で一社を祀っていたが、享保からは三村が同一境内にそれぞれ一社ずつ(東台村天照大神、中佐野村八王子大神、東佐野村熊野大神)建て、明治十年に五カ村が合併して喜多村ができたとき旧に復し、三神を合祀したといわれている。そして、村に残る明治の文書には次のように記されている。
 
     社籍明細調書
                          新治県第五大区小七区
                          下総国香取郡東佐野村
     鎮座字大谷台
    熊野大神
     伊弉諾命
     伊弉冉命
     由緒不詳
     勧請不詳
     例祭日  正月七日
     社殿建坪 但桁三尺五寸 梁三尺
     境内反別二畝廿五歩 旧反別六畝十五歩
     旧社領朱墨印無御座候
     戸数十四戸
     新治県庁迠里程十五里
     右之通取調奉書上候処相違無御座候得共 考証ト可相成書類更ニ無御座候 以上
                           右村
       明治七年十一月              農惣代 小川又右衛門
                            戸長  金澤弥右衛門
         新治県権令中山信安殿