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三社神社

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 鎮守は東台字大谷台五〇五番地の三社神社である。この神社については東佐野・三社神社の項でも述べたが、『年中行事』には次のように記されている。「一、享保十弐年(一七二七)未ノ霜月当村八王子権現御社建立ス 同年号十壱年迠三ケ村壱社也 未ノ春別ニ分ル 其節の年番名主与惣兵衛働ル 相役ハ善兵衛也 社之棟札ニ茂書記ス(以下略)」とあって、享保十一年(一七二六)までは三村一社で鎮守としていたが同十二年に中佐野村で八王子権現の社殿を建立したことがわかる。そして、後には東佐野・東台もそれぞれ一社を造営して明治に至り、明治維新後五カ村が合併して喜多村となったとき、三村の鎮守を再び一社にしたといわれている。
 現在の社殿はコンクリート製で文字その他一切刻まれていないが、中佐野の医家で名主でもあった佐久間宗庵の寄進と伝えられている。