2.玉川上水を赤色立体地図を見ながら歩く(『多摩のあゆみ』175号掲載)
承応2年(1653)に多摩川の水を江戸に運ぶために作られた玉川上水。羽村取水口から四谷大木戸までの43kmを、わずかな勾配のなか自然流下させる様々な工夫を、赤色立体地図と現地調査で読み解きます。
- 図1 羽村取水口から立川市砂川町の金比羅橋までの玉川上水。多摩川の現河床面から、徐々に段丘面を登る様子が、赤色立体地図からよくわかる。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
- 図2 赤色立体地図でみる玉川上水(青線が玉川上水)
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- 図3 旧水路(黄色線)のある、福生市加美上水公園付近の玉川上水。現在の新しい水路の工事で掘り上げられた土が高く盛り上げられているのがよくわかる。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
- 図4 水喰土公園付近の玉川上水。段丘崖の縁に沿うように円弧状の水路跡(黄色線)が見られる。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
- 図5 残堀川の下をサイホンでくぐり、またその東で急カーブしつつ立川断層を克服する玉川上水。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
- 図6 明大前から初台付近の玉川上水。段彩的にカラーを変えて地形面を際立たせている。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
- 図7 図6の笹塚付近の屈曲部を拡大。地理院地図を重ねたもの。
- 高精細画像で表示する※現在の地図(国土地理院)と重ねて見ることができます。
(連載)
玉川上水を赤色立体地図を見ながら歩く
千葉達朗(赤色立体地図発明者、アジア航測株式会社 先端技術研究所千葉研究室フェロー)