(連載)

赤色立体地図で見る府中浅間山

-浮き出てきた戦跡と都市化に伴う地形改変の姿-

青谷知己(東京都立府中高等学校理科(地学)教諭)

PDF『多摩のあゆみ182号』78~85p
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【誌面掲載図版】

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赤色立体地図 府中市周辺
国土地理院基盤図情報5m標高を使って表現した府中市周辺の赤色立体地図。東西に長く続く二つの崖線があることがわかる。北側の大きな崖線が「国分寺崖線」、その比高は西に行くにつれ低くなり、立川付近で段差が見えなくなる。南側が「府中崖線」と呼ばれる崖線で、その高低差は、東に行くにつれ低くなる。それぞれの崖線に大小の谷が食い込んでいる。国分寺崖線を刻む谷は深く、府中崖線を刻む谷は概して小さい。『多摩のあゆみ』182号誌面には等高線、市境、鉄道路線を載せたが、デジタルアーカイブでは地理院地図との透過のために載せていない。
赤色立体地図 府中浅間山
国土地理院基盤図情報1m標高を使って表現した、府中浅間山の各鳥瞰図。南東から(左上)、北東から(右上)、北西から(左下)、南西から(右下)の各鳥瞰図。『新府中市史 自然分野報告書 府中の自然環境』掲載の3D赤色立体地図データより転載。
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