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(連載)

武蔵野台地の新たな地形区分から何が分かるか?

遠藤邦彦(NPO法人首都圏地盤解析ネットワーク代表)

杉中佑輔(NPO法人首都圏地盤解析ネットワーク会員)

PDF『多摩のあゆみ184号』92~99p
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【誌面掲載図版】

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赤色立体地図 武蔵野台地
武蔵野台地の地形面の改めての検討は、まず赤色立体地図によって地形面の境界を探ることから始まった。国土地理院基盤図情報5m標高を用いて作成。
武蔵野台地におけるRCMap(レインボーコンターマップ)(遠藤ほか、2019)
1mの分解能で地形の変化が直感的にわかるように選択した虹色様の10色のカラーパターンを、各1m等高線の間に繰り返し着色し表現した地図。虹色の縞模様は一見東に向かって凸な半弧状の波紋のように見えるが、よく見ると縞模様の色にズレを生じ、いくつもの帯が放射状に並んでいることがわかる。ズレは崖や斜面による標高の不一致を示しているため、ズレの追跡と帯の抽出から扇状地を構成する段丘面を読み取ることができる。
武蔵野台地の新たな地形区分図(遠藤ほか、2019)
武蔵野台地の赤色立体地図、1m等高線地形図、レインボーコンターマップ(RCMap)を併用し、さらに東京都内のボーリングデータを活用して河床面を検討することにより作成した、武蔵野台地の新たな地形区分図。武蔵野台地の従来の地形区分を大きく改めるものとなっている。
赤色立体地図のご利用にあたって
日本第四紀学会出版物等利用規定