(連載)

旧浜離宮庭園を赤色立体地図でみる

野口(東京都教育庁地域教育支援部管理課埋蔵文化財担当)

PDF『多摩のあゆみ198号』84~91p
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『多摩のあゆみ198号』84~91p

【誌面掲載図版】

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赤色立体地図 浜離宮恩賜庭園
赤色立体地図 浜離宮恩賜庭園
浜離宮恩賜庭園(旧浜離宮庭園)は独立した島状の屋敷地で、石垣でぐるりと囲われており、図の上方には枡形と櫓門の石垣がはっきりとわかる。内堀は主に荷を運び入れる目的で海側(現在の築地川)から水路を引き入れた堀で、等間隔に設けられた荷上場と石垣、御殿地にわたる橋台が確認できる。鴨場はカニの足のような形状で池周りに等間隔で引き堀が作られ、土手が築かれている。大泉水周辺の高低差はあまりなくほぼ平坦である一方で、鴨場は池と引き堀を囲むように土手があるのがよくわかる。東京都微地形表現図(赤色立体地図)(0.25m)09LD2843、09LD2844、09LD2845、09LD2853、09LD2854、09LD2855、09LD2863、09LD2864、09LD2865の9点で構成。
東京都微地形表現図(赤色立体地図)(0.25m)は「オープンひなた」でご覧になれます。