寺ケ池は、市の西端にあたる寺池台一丁目と五丁目との間にはさまれた同四丁目四の一にある。池の東半は富田林市であるが、西半は狭山町に属している。南海高野線金剛駅から南東〇・五キロのところにあって、東西、南北ともに三〇〇メートルあまりの灌漑用水池である。池はV字形に分枝していて、羽曳野丘陵の西縁に沿い、丘陵の突端が複雑に出入した谷間を利用して築堤したものである(69)。
遺跡の位置と現状
寺ケ池は、市の西端にあたる寺池台一丁目と五丁目との間にはさまれた同四丁目四の一にある。池の東半は富田林市であるが、西半は狭山町に属している。南海高野線金剛駅から南東〇・五キロのところにあって、東西、南北ともに三〇〇メートルあまりの灌漑用水池である。池はV字形に分枝していて、羽曳野丘陵の西縁に沿い、丘陵の突端が複雑に出入した谷間を利用して築堤したものである(69)。