第1号墳より北方へ約六〇メートル離れた丘陵傾斜面上に構築された小形の円墳である。丘陵傾斜面に幅約二・五メートルの空濠を円形にめぐらし、その中央に径約七メートル、高さ約一メートルの墳丘を築いている。内部主体、遺物に関しては全く不明で、築造年代も推測し難いが、あるいは後期に属するものかもしれない。なお本古墳の北方から封土をもたないが鉄釘をともなう土壙墓で、須恵器の蓋杯を副葬していた埋葬施設も検出した。おそらく木棺直葬した古墳であったとみられる(303・304)。
(2) 第2号墳(円墳)
第1号墳より北方へ約六〇メートル離れた丘陵傾斜面上に構築された小形の円墳である。丘陵傾斜面に幅約二・五メートルの空濠を円形にめぐらし、その中央に径約七メートル、高さ約一メートルの墳丘を築いている。内部主体、遺物に関しては全く不明で、築造年代も推測し難いが、あるいは後期に属するものかもしれない。なお本古墳の北方から封土をもたないが鉄釘をともなう土壙墓で、須恵器の蓋杯を副葬していた埋葬施設も検出した。おそらく木棺直葬した古墳であったとみられる(303・304)。