第1号墳の北西方向に約五〇メートル離れた同一丘陵頂部を利用して構築された円墳である。墳丘は自然地形を利用してさらに盛土する工法ではあるが、その盛土が北および南東方向に細長く押し流され、現状は平面三角形を呈する。墳丘東側斜面は原形を消失してはいるが西側斜面は良く原形を残している。測量調査の結果、墳丘の規模は径約一七メートル、高さ約二・五メートルである。内部主体、遺物はなく築造年代は明らかでないが古墳時代後期と推定される(302)。
(3) 第3号墳(円墳)
第1号墳の北西方向に約五〇メートル離れた同一丘陵頂部を利用して構築された円墳である。墳丘は自然地形を利用してさらに盛土する工法ではあるが、その盛土が北および南東方向に細長く押し流され、現状は平面三角形を呈する。墳丘東側斜面は原形を消失してはいるが西側斜面は良く原形を残している。測量調査の結果、墳丘の規模は径約一七メートル、高さ約二・五メートルである。内部主体、遺物はなく築造年代は明らかでないが古墳時代後期と推定される(302)。