墳丘の内部構造

416 ~ 416

この明八塚については、墳丘の南側に横穴式石室かと見られる石積みの施設が、かつて開口していたという所伝がある。現状では墳丘の南半部に既掘のくぼみが残っているのみで、石室の石材などの露出は認められないものの、古く内部まで立ち入ることのできた石積の構造があったという地元の故老の話は、内部構造として横穴式石室があったであろうと推測するのに充分である。