凡例

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一、本書は『富田林市史』全五巻のうちの第二巻(本文編Ⅱ)にあたるもので、中世・近世をあつかう。

一、人名の敬称は原則として省略した。

一、本文の記述は、原則として常用漢字・現代かなづかいによったが、固有名詞や史料用語などについてはこのかぎりではない。

一、日本年号の記述には、小見出し単位の初出にかぎり( )内に西暦を併記した。

一、本文で引用した史料・著書・論文名や、執筆上参照した著書・論文名は、適宜( )内に二行割りで記した。ただし、『富田林市史』史料編からの引用史料については、(中世一〇)(近世Ⅰの一)のように略記した。

一、本書には、近世身分制度のもとで政治的に設定されていた被差別部落に関する記述がふくまれている。これは、国民的課題としての部落差別の問題に対して、事実に基づく科学的な歴史研究を進める立場から積極的な取り組みを期したものである。その趣旨を正しく認識され、誤った利用のないよう切望する。

一、写真・図・表一覧は、巻末に一括掲載した。この一覧には表題および該当ページのほか、現在の所蔵者名を示した。ただし、文書史料のうち史料群名(「富田林田守家文書」など)と現在の所蔵者が一致する場合は、現所蔵者名を省略した。

一、史料の閲覧に便宜を与えられ、また写真・図版を提供された方々の名称・氏名を巻末に掲載した。ご協力に深謝する。

一、各章節の執筆分担は以下のとおりである。

  〔中世編〕

  第一・二・三・四章、第五章第一・二節                  熱田公

  第五章第三節                               中村浩

  〔近世編〕

  第一章第一・二節、第二章第一節、第四章、第六章第一節          福島雅蔵

  第一章第三節、第二章第二・四節、第三章、第六章第三節         福山昭

  第二章第三節                              川島孝

  第五章第一節                                山中浩之

  第五章第二節、第三節一・二・四・五                   故木村寿

  第五章第三節三                              澤博勝

  第六章第二節                             布施啓一