[付図2]

付図2 昭和49年の土地利用

 

付図2 昭和49年の土地利用(地理編第二章第一節二 642頁参照)

 付図2は、国土地理院作成の細密数値情報(10mメッシュ土地利用〈近畿圏1974〉)のデータ(日本地図センター平成11年発行)を、地形図をベースマップとして示したものである。高度成長期の終わった時期の土地利用であり、付図1と比較すると、図の左端中央の金剛団地から羽曳野丘陵の林地をさらに開発して金剛東ニュータウンの造成が進んでいることがよくわかる。金剛団地のほかにも市域北部では梅の里住宅地の東半分が開発中で空地となっており、中心市街地や集落周辺も都市化し、南部でも開発が見られる。また、公共用地の中には文教的土地利用として、錦織の大谷女子大学や大阪府立金剛コロニーが市域最南部に分散的に立地しているのも読み取れる。工場としては図の左上に美原町域の大阪木材工業団地の一部が見え、富田林市域にも織物などの工場が散在している。また市域東南部を中心に果樹園が広がっている。