付図4 市街地(人口集中地区)の拡大(地理編第二章第一節二 636~637頁参照)
付図4は、富田林市域北部における市街地の拡大を、昭和35年(1960)、45年(1970)、60年(1985)と平成7年(1995)の国勢調査報告の人口集中地区により示したものである。人口集中地区(DID:Densely Inhabited District)とは、人口密度4000人/平方km以上の地区が連続し合計人口が5000人以上に達する地域であり、都市的な施設もその範囲に含まれる。
昭和35年には、まだ富田林の市街地は、寺内町や富田林駅前のみであったが、昭和45年になると、この中心市街地が拡大するとともに市域西部で金剛団地が市街地を形成し始めている。その後昭和60年までには中心市街地が喜志駅まで連続し、石川の対岸にも市街地の展開が見られる。また金剛団地を中心とする市街地は西方にも拡大した。そして、平成7年において初めて富田林市域東西のふたつの市街地が連続している。これはこの間、バブル経済期を中心に金剛東地区の開発が急激に展開したことを反映する。市域北部においても、梅の里から美原町のさつき野にいたる住宅地が新たな人口集中地区を形成している。