付図6 中心市街地における商店などの分布(平成13年ごろ)
(地理編第二章第四節二 683頁参照)
付図6は、『ゼンリン住宅地図富田林市〔北部〕2001年版』から商店などの記載をひろい都市計画図の白地図におとしたものである。先の昭和47年(1972)の付図5に比べて、寺内町に当たる富田林町やその北の本町において物販小売店など店舗が明らかに減少し、旧寺内町を中心に駐車場が目につく。この間の人口の分散とモータリゼーションは、徒歩や鉄道による顧客を減らして寺内町やこれと駅を結ぶ道路などの商店の減少を招いた。また、徒歩交通を基礎として形成された高密度な旧市街地では、駐車スペースの不足をもたらしたことが明らかである。駅北側でも大型スーパーなどが立地するとはいえ、やはり駐車場の多さが目を引く。また、旧市街地東北部にも都市化が進み、駅の東にも飲食店が多く見られるようになっている。