本日、平成二年第一回区議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位には、総選挙の余韻も消えぬ中、何かとご多忙な折にもかかわらず、ご出席を賜りまして、深く感謝を申し上げる次第でございます。
この際、平成二年度の予算、その他の案件をご提案申し上げるに当たりまして、所信の一端を申し述べたいと存じます。
世界史の流れに新しい風が吹きはじめ、二十一世紀を十年後に控えました今日、全行政分野にわたって、新時代の要請に耐えうる長期的な視点に立った、政策形成が求められていると思うのでございます。
私自身、粛然襟を正し、格段と身を引き締めて、この平成二年度予算の編成に取り組んだ次第でございます。
日本経済は、昭和六十一年十一月を底にして、景気が回復してから、まる三年を経過し、この間、景気拡大の索引力となってきた個人消費と民間投資も、最近における円安の長期化、労働需給の逼迫、消費者物価の動向さらには貿易摩擦の問題など勘案いたしますとき、そろそろ大型景況も頭打ちに近づきつつあるように思われ、先行き不透明な世界経済の流れともからみ、今後の経済情勢に一抹の不安を感じているところでございます。
先般、閣議決定された平成二年度の経済成長率は、本年度と同率の名目で五・二%、実質四・〇%を見込み、国の予算案は十六年ぶりに赤字国債のゼロ発行を達成し、国債整理基金積立の九年ぶりの再開などを含め、総額で前年度比九・七%増、一般歳出で三・九%の伸びとなりましたが、東京都の予算案を見ますと、平成元年度の強気の見通しから一転して、前年度比七・三%の増にとどまっており、また、平成二年度地方財政計画を見ましても、その伸び率は七・〇%になっております。
一方、去る二月十六日、都区協議会において決定いたしました平成二年度都区財政調整における基準財政需要額並びに調整基本額の前年度比は、それぞれ四・八%、四・二%となっており、いずれも過去十年間で最低の伸び率となっているのでございます。
このような財政環境の中で、本区の平成二年度予算を編成いたしたのでございますが、予算の概要についてご説明申し上げます前に、現行基本計画を補完するため、平成元年度を初年度として策定いたしました、「公共施設整備中期計画」の平成二年度事業について、概略申し上げたいと存じます。
ご案内のとおり、中期計画では、平成二年度に二十八事業を計上しておりますが、計画策定後における用地の取得状況等を勘案いたし、同計画を一部繰り上げ、又は変更して、合計三十一事業を予算化いたしました。
繰り上げて実施する事業の主なものを申し上げますと、上池袋地区の旧国鉄用地に建設を予定する第二特別養護老人ホーム等の基本計画、巣鴨地区社会教育施設の建設、西巣鴨体育場の整備など四事業がございます。
なお、高齢者集合住宅につきましては二カ所から五カ所に、高齢者在宅サービスセンターは四カ所から五カ所に、それぞれ施設箇所を増加いたしました。
変更いたしました事業は、池袋電車区の用地買収でございます。昨年来、国鉄清算事業団と積極的に交渉を進め、契約条件の詰めを行っているところでございますので、交渉が成立次第、補正予算で対処してまいりたいと考えております。
さて、今回ご提案申し上げます、平成二年度一般会計予算でございますが、各行政分野のバランスと後年度負担に配慮しつつ、高齢者集合住宅の建設など、高齢化対策の充実、区民芸術祭の開催など地域文化の振興及び池袋東西連絡デッキなど街づくりの推進を重点施策に据えて編成したものでございます。
一般会計予算の総額は、七百九十五億七百万円でございまして、前年度当初予算と比較致しますと、八・一%の増となり、昨年度伸び率より二・一ポイント下回っております。
歳入に占める一般財源の割合は、七十四・五%となり、前年度比較で一・四ポイント増加しておりますが、特別区税の歳入総額に占める構成割合を見ますと三十四・三%でありまして、前前年度三十八・四%、前年度三十五・二%に比べ漸減傾向にあり、今後における特別区の独立税源の在り方にも課題を残すことになったのであります。
次に、一般会計予算に計上いたしました、主な新規・拡充事業につきまして、重点施策を中心に概略ご説明申し上げます。
まず、高齢化対策の充実について申し上げます。
現在、わが国の社会経済情勢の変化には、一段と著しいものがございますが、なかでも人口の急速な高齢化・長寿化の進行は、既存の福祉・保健・医療など、諸制度の抜本的な検討をせまられ、区民の生活にも深刻かつ多様な影響を与えつつあります。
ますます高度化・複雑化する福祉需要に対し、二十一世紀の本格的な高齢社会を展望しつつ、的確に応え得る施策を計画的に推進することが、当面、豊島区政の緊急な課題であると考えております。
この様な観点から、高齢社会対策総合計画を策定することとし、昨年五月、学識経験者・区議会議員・区民各層の代表からなる「高齢社会対策審議会」を設置し、高い識見と幅広い見地から、福祉施策の基本的なあり方、総合化・体系化について、ご審議を重ねていただいているところであり、本年十一月頃ご答申をいただけるものと考えております。
この高齢社会対策総合計画は、豊島区基本構想の基本理念のもとに、平成三年度を初年度とする十カ年の総合的な長期基本計画として位置づけ、諸施策の積極的かつ計画的な推進を図ってまいりたいと考えております。
また、高齢社会対策のなかで、施設福祉と並んで一方の柱である在宅福祉につきまして、その新たな展開に向けて、専門的な検討を深めるため、学識経験者、福祉関係実務者を中心とする「高齢者在宅サービス推進委員会」を新設し、在宅福祉サービス供給のあり方や実施方法等、その具体化に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、高齢化対策の中でも最も緊急性の高い、高齢者の住宅問題でございますが、高齢者のための住宅の確保と福祉的視点に立った住環境の整備のあり方等を内容とする「地域高齢者住宅計画」を策定するため、昨年六月に学識経験者を中心とする委員会を設置し、本年度末策定を目途に検討を進めております。
この計画は、高齢者の方々が住み慣れた地域社会の中で自立した生活を送ることができますよう、様々な居住形態に対応する、多様な住宅施策の計画的な推進を目指す計画として策定するものでございます。
この現在策定を進めている「地域高齢者住宅計画」を先取りして、平成二年度を「高齢者住宅元年」と位置づけ、高齢者の方々が安心して快適な生活を送ることができる良質な住宅の整備・蓄積を図るため、国及び東京都の制度であるシルバーハウジング事業やシルバーピア事業等を活用した、区立高齢者住宅として、ケア付高齢者住宅を千川二丁目地区をはじめとする四地区に、居住環境総合整備事業地区内の従前居住者用住宅を東池袋五丁目地区に、それぞれ事業化いたし、当面、合わせて百戸の高齢者集合住宅を整備してまいりたいと考えております。
さらに、民間住宅借上げ事業として、ひとり暮らし高齢者用アパートの一棟借上げ十室を含め、居室借上げを現行の三十室から五十室に拡充するほか、従前居住者対策用として五室、合わせて五十五室を確保することといたしております。なお、この居室借上げ事業を促進するため、高齢者用アパート建築利子助成事業の補給利率の引き上げを図るとともに、高齢者の日常生活の利便を図るための施策として、既存の民間住宅高齢者用改造経費助成事業を新たに実施してまいりたいと考えております。
次に、高齢者及び障害者の生活圏の拡大を図るための福祉のまちづくりでございますが、計画的な事業の推進を目指して、本年度、池袋駅を中心とする約一平方キロメートルの地域が、東京都の「福祉のまちづくりモデル地区整備助成事業」に基づくモデル地区第一号として指定を受け、現在、モデル地区内の整備推進計画を策定中でございまして、高齢社会対策審議会において、引き続き区内全域の整備計画のご審議をいただく予定になっております。
一方、従来から推進してまいりました福祉環境整備事業の一層の拡充を図るために、南大塚社会教育会館並びに南大塚ホールに、身障者用のリフト及びエレベーターを組み合わせて設置するなど、区有施設十八カ所の整備を進めますとともに、新たに民間施設の経費助成として、モデル地区内外に、合わせて六十カ所の助成金を計上したのであります。
これら地域高齢者住宅計画及び福祉のまちづくり整備推進計画につきましては、先程申し上げましたとおり、本年十一月頃ご答申をいただく、高齢社会対策総合計画の中に位置づけられることになっております。
次に、高齢化対策に係わるその他の新規事業でございますが、施設建設事業として、上池袋二丁目地区に第二特別養護老人ホーム・高齢者在宅サービスセンター等を建設するための基本計画策定に着手しますとともに、心身障害者を抱える保護者の方々の高齢化に伴い、将来確実に発生する親なきあとの対策といたしまして、西池袋三丁目地区に福祉ホームを建設してまいります。
また、過去二年間にわたり安全で効果的な事業となるよう、実態調査等を実施して、慎重に検討してまいりました「寝たきり高齢者訪問歯科診療」につきましては、豊島区歯科医師会の献身的なご協力のもとに、本年十月から実施できる運びとなりました。
拡充事業のうち在宅福祉施策の主なものを申し上げますと、高齢者家庭家事援助者の派遣回数の上限を、現行、週一回六時間から週六回十八時間と大幅に拡充するほか、高齢者在宅サービスセンター「山吹の里」で実施しております「痴呆性高齢者デイホーム」の定員を現行十四名から二十名へ増員し、ひとり暮らし高齢者配食サービスにつきましては、新たに、高田豊寿園及び東池袋豊寿園を加えて、現行二十名から五十名に拡充し、在宅福祉の充実に努めてまいります。
また、年四回の敬老入浴デーには、小学生以下のお子さんをも新たに無料招待して、高齢者とのふれあいの機会を増やしますとともに、毎月一回「ふろの日」を追加し、年間十六回実施してまいりたいと考えております。
次に、地域文化の振興について申し上げます。
ご案内のように、区民長年の宿願でありました、東京都の芸術文化会館の名称が正式に決まり、「東京芸術劇場」として、本年十月三十日にオープンすることになりました。
過日、都知事主催による「東京芸術劇場開館記念事業実行委員会」が開催され、私も実行委員の一人として参画いたしましたが、予定演目をみますと、日本を代表する文化施設にマッチした、世界的にも超一流の内容で網羅され、胸のときめきを禁じ得ないものばかりでございます。
さて、一昨年八月に開催されたプレ「東京国際演劇祭'88池袋」は、所期の目的以上の素晴らしい成果をおさめて、成功裡に終了いたしましたが、本年は本格的な東京国際演劇祭として、東京芸術劇場の開館記念事業の一環としても位置づけられ、十一月一日から十二月二日までの約一か月間にわたり、同劇場をメイン会場として開催することになりました。
今回は東京国際演劇祭という名称に相応しい、全都的な広がりをもつ演劇祭に発展させるため、昨年末に「東京国際演劇祭'90実行委員会」が結成され、本格的な準備に入ったのでございますが、本区といたしましては、地元演劇会が発案し、大きく結実したこの演劇祭が、更に発展し、東京を代表する国際的なイベントとして定着できますよう、引き続き積極的に支援してまいりたいと考えております。
この国際演劇祭を含む東京芸術劇場の開館記念事業に引き続き、十二月十八日から八日間、同劇場をメイン会場として「豊島区民芸術祭」を開催いたし、区民の皆様の創作や技量を披露していただきますとともに、豊島区にゆかりの深い優れた芸術家の舞台や作品を鑑賞していただこうとするものでございます。
東京芸術劇場の建設工事と関連して、オープン時に間に合いますよう、池袋西口公園と周辺区道の改修整備工事を引き続き実施してまいります。池袋西口公園は東京芸術劇場の前庭と一体的に整備いたしますとともに、広く区民の平和への願いと決意を込めた「平和の像」を、現在、区内の著名な彫刻家に委託して制作中でございますが、これを新装なった公園の一角に建立いたすべく、本年八月十五日に除幕式コンサートの開催を予定いたしております。
また、目白三丁目地区に建設する日本庭園は、いよいよ本格的な造成工事に入り、在来の樹木を、可能な限り再利用しつつ、優雅なたたずまいと閑静な風情を持った格調高い庭園として整備してまいります。また、庭園内に建設する建物も、広間茶室や長屋門などに、数寄屋造りの伝統的な工法を採り入れ、茶会など広く我が国古来の文化的催しや国際親善の場にも利用していただけるよう、本年十一月の開設にむけて鋭意作業を進めているところでございます。
次に、街づくりの推進について申し上げます。
まず、池袋駅東西連絡デッキの整備計画に関する基礎調査の実施でございます。これまで長い間、池袋副都心における都市基盤整備の上で、最も重要な課題として位置づけられ、また同時に、非常に困難なプロジェクトとして、着手が先送りされてきた課題でもございます。
市街地整備上、東西一体化の必要性が高い地区、また防災上の観点から公共空間確保の必要性が高い地区として、今回、平成元年度に創設された国庫補助事業である「複合空間基盤施設整備事業」の適用を受けまして、駅の歩行者流動等の基礎的な調査を実施しようとするものでございます。
従いまして、東西連絡デッキ構想を前提として、既に着工されている池袋駅ビルのペデストリアンデッキの活用を踏まえ、今後、調査の進捗状況をにらみつつ、区議会にもご相談申し上げ、関係機関と協議・調整を図りまして、整備計画を策定してまいりたいと考えております。
次に、これまで組織内で検討を進めておりました「地区別整備方針(案)」につきましては、昨年八月に、学識経験者による「地区別整備方針策定委員会」を設置いたしまして、地区の中に暮らす人々からの視点にウエイトを置きながら、自然・歴史・居住・コミュニティを中心とした「街づくりの指針」となるよう、種々の角度からご議論・ご検討をいただきながら、早急にまとめるための作業を進めているところでございます。
新年度事業として、この方針をPRするとともに、それぞれの地区において、具体的な街づくりを進めるにあたって、大きな整備課題となります、道路・アメニティ・副都心について、それぞれ基本計画を策定し、新世紀に対応しうる長期的な方向を見定め、街づくり行政の総合化・体系化を図ってまいりたいと考えております。
また、街づくりへの啓蒙と住民参加を目的に、生涯学習の一環として、誰でも学べる「街づくり大学」を、街づくり公社と共催で開催してまいりたいと考えております。
次に、東池袋四・五丁目地区及び染井霊園周辺地区で実施しております、居住環境総合整備事業につきましては、新たに上池袋地区を事業地区に加えるため、その整備計画・ガイドラインの作成に着手いたしますとともに、先ほど高齢者集合住宅でふれました、従前居住者用の住宅十三戸を東池袋五丁目地区に建設してまいります。
このほか、この事業の実施に伴い、区が取得した用地を住宅・都市整備公団に貸付け、そこに従前から居住されていた方々の住宅を確保するとともに、新旧家賃の差額を補助してまいりたいと考えておりまして、その経理の明確化を期するため、別途、特別会計として「従前居住者対策会計」を設置するものでございます。
次に、本区が実施する、最初の都市計画道路整備事業として、平成元年度に着手致しました補助七十二号街路につきましては、過日、用地買収の地元説明会を開催したところでございますが、対象地区の区民の方々及び関係者のご協力をいただき、平成三年度までに用地買収を完了させるよう努めてまいりたいと考えております。
また、本区が取得を要望しております旧国鉄用地のうち、池袋電車区につきましては、早期に随意契約により取得ができますよう折衝中でございますが、具体的な目途がつき次第、公園及び図書館の実施設計に着手してまいりたいと考えております。
次に、公園・児童遊園の拡充でございますが、新たに五千平方メートルの用地買収経費を土地開発公社の予算に計上してまいりますとともに、かねてより東京都建設局のご努力により進めてまいりました千早一丁目の都市計画「千早公園」内の家屋の立ち退き問題がほぼ完了の見通しとなりましたので、一部を残して区民の利用に供するため、工事を実施いたしますほか、公園二カ所・児童遊園二カ所の新設並びに老朽化した既設の公園・児童遊園四カ所の改修工事を実施してまいります。
また、「みどり豊かなみち空間づくり」として進めてまいりました谷端川緑道化計画につきましては、この際、十カ年計画を二年短縮して、平成二年度中に完成させるべく、残り約六百メートルの整備経費を計上いたしたのでございます。
次に、放置自転車対策でございます。
かねて地下鉄有楽町線要町駅南口付近と千川駅南口付近に、道路開発資金融資制度の活用による民間自転車駐車場の設置を誘導してまいりましたが、それぞれ収容台数三百台及び二百二十台で、平成二年度中に開設できる運びとなりました。
また、先般、池袋本町四丁目地区に千台収容可能の自転車保管所用地を買収できましたので、池袋西口の放置禁止区域内における自転車撤去の徹底を図りますとともに、駐車場利用の促進を図るため、使用料の減額と撤去料の増額について、別途条例改正をご提案するものでございます。
次に、スポーツ・レクリエーション施設の拡充について申し上げます。
平成二年度事業として、建物の老朽化が著しい秀山荘及び魅力ある施設として利用の増大が期待される猪苗代青少年センターにつきまして、それぞれ収容定員の倍増を図る増改築を行うため、平成二年度はその設計料を計上したのでございます。
また、地域開放を前提として、区立中学校プールの温水化にも着手いたします。
懸案の西巣鴨体育場の整備につきましては、地下利用を含め、屋内、屋外の総合的な体育施設として整備を図るため、平成二年度中に、その基本計画を策定いたします。
また、このたび学校法人川村学園の、格別なるご好意で、お借りできる見通しがつきました、埼玉県入間郡三芳町の同学園グランドにつきましては、本区が野球場一面とテニス場三面の整備を行いまして、(仮称)「三芳グランド」として、本年八月から区民の皆様のご利用に供したいと考えております。
最後に、新庁舎及び公会堂等の建設でございますが、ご案内のとおり「新庁舎等建設審議会」を、昨年五月に設置して、区民に開かれた誇り得る自治の殿堂となる新庁舎と、区民の文化交流・文化活動の拠点となる公会堂を建設するための基本構想の策定について、本年十一月にご答申をいただくよう、ご審議をお願いしているところでございます。
ご答申を受けました後、新庁舎等の基本構想を、広く区民の皆様にご提示し、ご意見・ご要望をお聞きした上で、平成二年度中に基本方針を取りまとめますとともに、新庁舎建設に伴う「防災センター」の整備にむけて、本区の災害対策全般の見直しを実施する必要がございますのて、三カ年計画で「災害情報システム基本構想」を策定してまいりたいと考えております。
以上をもちまして、平成二年度一般会計予算の概略につきましての説明を終わらせていただきます。
この一般会計に、国民健康保険事業会計、老人保健医療会計及び新設の従前居住者対策会計の三特別会計を加えますと、本区の平成二年度の予算総額は、対前年度比六・三%増の千八十一億四千九百万円となったのでございます。
本日ご提案申し上げます案件は、条例二十一件、予算七件、報告一件の合わせて二十九件でございますが、各案件につきましては後刻、助役より説明をいたさせますので、ご審議のうえ、ご協賛を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
これをもちまして私の招集挨拶並びに所信表明を終わらせていただきます。