龍神社(御門)

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 東金市御門字蛇喰沼にある。高淤加美神(たかおかみのかみ)をまつってある。境内は三〇坪(九九平方メートル)、無格社である。
 伝説によると、古昔、この地は沼地で大蛇が棲息し、人を害することが多かった。平将門がその話を聞いて、弓で大蛇を射殺し、人民の憂苦をのぞいたが、人民はその祟(たた)りをおそれてこれを祀り龍神宮と称したのがその起原であるという。その後、沼地を開拓して溜池をつくったが、その時、地中から大蛇の死骸が出てきたという話が伝わっている。
 本社の建立年時等は不明である。