千葉県農業大学校

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 設立 千葉県農業短期大学校は農業改良普及員養成を目的とし、定員四〇名、入学資格高校卒、修業年限二年、千葉市大月善野町にあった。また、千葉県農業経営短期大学校は農業後継者養成を目的とし、定員四〇名、入学資格高校卒、修業年限二年、館山市亀ケ原にあった。この両短期大学校が統合となり「千葉県農業大学校」が東金市家の子一、〇五九番地の台地に設立された。
 
 設立の趣旨 農業農村をとりまく諸情勢の変化は農業界の新時代への胎動を求めている。新しい農業にあっては、常に広い視野に立ち、科学的、合理的に判断できる能力と、より高度な専門的知識、技術を身につけた実践力ある優秀な人材、優れた実践的農業技術者を必要としている。
 このため本校は内外の諸情勢に対応するとともに、本県農業のたゆみない発展を期し、農業改良普及事業の一環として運営されることを重要な設立目標としている。
 
 教育目標 農業大学校設立の趣旨に沿い、特に次のことを教育目標とする。
 
 (一) 広い視野と豊かな人間性を培う。
 (二) 高度な専門的知識、技術を身につける。
 (三) 地域社会の中核的リーダーとしての能力を身につける。
 (四) 土に親しむ農業観と行動力をかん養する。
 入学資格、高等学校卒業者卒業見込者
 修業年限、二か年、定員、八〇名。
 教育内容、一般教養、専門教育、専攻科目、希望により農業改良普及員・毒物劇物取扱者・特殊自動車運転免許・農業機械士等の資格取得ができる。
 初代校長 大木享(農林部長兼務)
昭和五四年(一九七九)四月第一回入学式(八三名)同年五月開校記念式典、同年七月、校歌制定、鈴木勝作詩、作曲長津義司。
昭和五五年(一九八〇)四月第三代剣持義虎校長就任、同年四月第二回入学式(八二名)
同年一〇月体育館落成。同年一一月社稷祭(学園祭)五六年(一九八一)三月第一回卒業式、卒業生七三名。
 昭和五六年四月、実科の開設、千葉市大金沢町、定員四〇名、修業一年。同年一一月、推せん入学制度採用、二〇%の枠で、卒業後積極的に農業自営を行ない、人物、学力共に優れている者を対象とする。昭和五七年(一九八二)四月、チベット人留学生二名、ネパール人研修生一名を受け入れる。

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