内田女学校(私立)

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 東金町新宿、内田寛の父家治之助が、明治三六年(一九〇三)四月、女子教育の必要性を痛感し、私費を投じて私立内田女学校を設立、専ら実業補習教育に努力し、特に家事裁縫に重きを置き、将来の良妻賢母を目的に子女の教育に当たったが、その後当町に県立高等女学校が設立され、本校の任務も終了したものと考え、閉校することとなった。
 なお、家治之助校長は小学校教育の経験をもち、東金町会議員・東金町長・山武郡会議員・学務委員等の要職を歴任した名士である。