敷地面積一三七四平方メートル
延建物面積一三〇七、六六六平方メートル
新築年月日、昭和五六年(一九八一)三月二五日
工事費、二六八〇八一千円
長い間鴇が嶺の崖下にあった東金図書館は昭和五六年四月、駅・市役所・中央公民館に近い新館に移転
建設に当たって、①便利のよい一番人の集まるところ②建物は一階を閲覧室とし、天井を高く圧迫感をなくし、ガラス張りで道行く人が見えるよう ③二階は事務室・会議室・展示室・郷土資料室・閉架書庫等にあて、各種事業ができるよう ④利用者の使用するものは品質のよい落着きのあるもの、事務室等は作業の便利性を考える、等を努力点とした。
現在 蔵書数、三二、八九五冊、新聞 八紙、雑誌六一誌、ビデオテープ一四一本、オーディオテープ二四八本で、
開館は月曜・祝日・図書整理日(特に定めた日)を除く日で午前九時より午後五時まで、ただし六、七、八の三か月は一時間延長し六時まで開く。
昭和五七年度(一九八二)利用状況
①入館者七五、六二四名 ②登録者数三、三七〇名 ③館外貸出者一七、四五〇名 ④貸出図書数三七、六八三冊 ⑤コピー使用二七、〇六四枚 ⑥ビデオ利用一、四九〇名 ⑦オーディオ利用四一二名 ⑧集会活動回数一二五回、⑨展示室利用一七回。
職員は吉井永館長以下六名。
△沿革
昭和二二年(一九四七)、当時の東金文化協会所属の木村道夫・米良規矩之左右・早野尚治・大野桂等により図書館建設の議起こる。一二月設置認可申請し、翌一二月四日認可される。
一二月二七日、千葉県知事川口為之助と東金町長能勢剛の間に千葉県立図書館設置に関する覚書の交換がなされる。
昭和二三年(一九四八)三月三日 山武産業振興会館の別棟を図書館として改築、同月図書館後援会設立委員会を開き会則を定め、会長に米良規矩之左右が就任。
同年三月三一日、東金市嘱託富助一が県より東金図書館長として嘱託され、県より正木秀夫が事務嘱託として派遣される。四月一一日開館式、一八日一般公開。
昭和二四年(一九四九)、GHQより英文雑誌二九〇冊、図書七〇冊貸与される。
昭和二六年(一九五一)、入館料、閲覧料無料となる。同年八月、町条例第五七号東金図書館設置条例制定。
昭和三一年(一九五六)、館長富助一退職し、四月一日付けで正気秀夫館長事務取扱を命ぜられる。七月、県教育庁山武地方出張所長より申し入れをうけ、山武地区教科書センターを設置することを受諾する。
昭和三二年(一九五七)、東金市公民館長佐瀬秀雄が図書館長を兼務する。
昭和三五年(一九六〇)三月、佐瀬秀雄の兼務をとき、四月一日付正木秀夫館長となる。
昭和四一年(一九六六)九月、正木秀夫館長を免ぜられ、根本三郎館長を嘱託される。
昭和四三年(一九六八)一月、根本三郎館長を免ぜられ結城武館長を嘱託される。
昭和四四年(一九六九)、結城武館長を免ぜられ水野豊館長を嘱託される。同年八月図書館規則公布。
昭和五一年(一九七六)、旧千葉食糧事務所東金支所跡に図書館を移転する。(東金一一六三番地)
昭和五三年(一九七八)五月、図書館協議会委員が選任され、小川一郎議長となる。
昭和五四年(一九七九)五月、図書館協議会委員選任、石原晃亮議長となる。一〇月八日、図書館建設推進委員会委員二五名選任、新館建設について協議。
昭和五五年(一九八〇)四月、水野豊館長免ぜられ、吉井永館長を嘱託される。同年八月、東金七〇三番地に図書館新設工事着工。
昭和五六年(一九八一)三月二五日、新館(鉄筋コンクリート三階建)竣工する。
四月二五日、落成式。
四月二六日より一般公開。
一〇月地番変更東金七〇三番地を東金市東岩崎一の一とする。
東金図書館