序説

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 文化財については、第四篇史跡・名勝・天然記念物及び第一〇篇文化団体の東金文化財審議委員会の項にもふれているので、それらの項も参照されたいが、文化財とは一般的に言えば、「文化財とは、歴史的・芸術的・学術的にとくに大切なもので、国や地方自治体が指定したものを指している。」(「文化財のみかた」安田三郎著、カラーブックス)ということになろう。が、人類の世界に昔からのこされて来たものは、すべてが何らかの形で存在意義をもつ文化財といえるのであって、その範囲は実に広いものである。これら昔からの遺物は、
 
○形があって、手にとり目で見られるもの。
○形がないが、伝承されて残っているもの。
○有形・無形で伝えられている民俗文化。
○有形の遺跡・名勝・動植物・地質鉱物など。
○地下に埋蔵され、発掘によって見出されたもの。
 
等がある。これを表で示すと次のようになるであろう。なお、金石文は、「有形文化財・書跡」に含めたが、この篇では、これらの文化財のうち、記念物に分類される遺跡・名勝地・動物植物地質・鉱物を除く他の文化財について記録するものである。

 

 なお、国・県または市が現在までに文化財として指定したものは次の通りである。文化財審議委員会の項参照)
 
1 国天然記念物成東東金食虫植物群落
2 県無形・民俗 東金ばやし
3 県無形・民俗 北之幸谷獅子舞
4 市天然記念物日吉神社杉並木
5 市史蹟   丸山遺跡
6 市天然記念物墨染桜
7 市無形・民俗 新宿囃子
8 市天然記念物八坂神社欅・銀杏
9 市天然記念物欅
10 市無形・民俗 表谷羯子舞
11 市有形文化財閻魔王坐像
12 市有形文化財山部赤人坐像
13 市有形・民俗三社神社絵馬
14 市有形文化財八坂神社本殿
15 市天然記念物願成就寺枝垂桜
16 市史蹟   三介の墓