目次
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総集篇五
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第八篇 民俗と風習
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A 東金の民俗風習
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(一) 年中行事
初午
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立春をすぎると、初午・初申(さる)・初寅(とら)の日に行事が催される。
なかでも二月初めの初午の日には、稲荷祭が行なわれる。
稲荷神信仰、すなわち農耕神を祀るものとして全国的に伝承されたものである。この神を春の耕作の前に迎え、秋の収穫の終りに送るとし、また獅子舞を演じて、悪疫退散をも念願している。
北之幸谷区では、この日までは田へは入らないことになっている。そして、獅子舞がはじめて演じられる。