水口まつり

961 ~ 961 / 1145ページ
 種蒔き時に田の水の出入口に、つとっこ、またはちそっこと呼ぶ、菜種の花・蓬(よもぎ)・竹笹・芝・ひのこ(炭)焼米(籾の発芽したものを蒸(む)して乾燥)皮をひき煎(い)って砂糖を加えたものを供えた。
 田の神をまつる苗代祭であり、焼米を供えるのは、鳥に啄(ついば)んでもらい、播(ま)いた籾(もみ)を荒さぬことを期待したものと思われる。