目次
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総集篇五
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第八篇 民俗と風習
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A 東金の民俗風習
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(六) 信仰風習
氏子、檀徒の講
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地区の産土神の祭祀集団やお題目講に代表される集会も、講中といえよう。さらに民間信仰についても、二〇日講・二三夜講・子安講・天神講・恵比寿講などがある。いずれも集まって、共同飲食し、談話に時を過すことは、かつては社交、情報交換の場として、極めて有効であったといえる。
なお、信仰的な意味をもたない講としては、「頼母子講(たのもしこう)」又は「無尽講」ともいわれるように、経済互助的な内容のものであった。これも元来は社寺への寄進から始まったとみられる。