道祖神(どうろく神)

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 一般にはサエノカミとして、外部からの災いを防ぐ神とされた。多くは村境や辻に祀られ、道の神、旅の神、子どものための神ともなった石神である。酒蔵区では、道祖神は北向きに立てられていて、たくさんの小石が供えられている。これは足を丈夫にしてもらえるとされた。また貝殻に穴を開けて供えると、耳が聞えるようになるといわれている。粟生区の道祖神の小石を借りてきてなでると、疣(いぼ)がなくなるといわれた。