目次
/
総集篇五
/
第八篇 民俗と風習
/
A 東金の民俗風習
/
(六) 信仰風習
道祖神(どうろく神)
976 ~ 976 / 1145ページ
一般にはサエノカミとして、外部からの災いを防ぐ神とされた。多くは村境や辻に祀られ、道の神、旅の神、子どものための神ともなった石神である。酒蔵区では、道祖神は北向きに立てられていて、たくさんの小石が供えられている。これは足を丈夫にしてもらえるとされた。また貝殻に穴を開けて供えると、耳が聞えるようになるといわれている。粟生区の道祖神の小石を借りてきてなでると、疣(いぼ)がなくなるといわれた。