占(うらな)い、呪(まじな)い

976 ~ 977 / 1145ページ
 吉凶、禍福を判断する占いは、農作物の豊凶を占うことから、人生判断まで行なわれた。呪い(まじまい)にも古代から、さまざまな行法が伝えられた。
 雨乞、虫送りなどの豊作祈祷による生産儀礼や、伝染呪術、類感呪術や防災、魔除けに関する呪術行為がある。これらには後世の修験道、仏教などが付加され、加持という行法が成立した。当地方ではあまりみられなかった。