明治二九年(一八九六)一一月四日、松之郷銀行として、山辺郡公平村(東金市)松之郷一、二七二に資本金二万五千円で設立した。
明治三〇年(一八九七)一月四日に営業を開始、初代頭取は土屋四郎右衛門である。
明治三二年(一八九九)二月一三日、松之郷三二三に移転し、同年三月二七日商号を山武銀行に改称すると共に、資本金を一三万円に増資した。
明治三九年(一九〇六)二月五日、山武郡東金町(東金市)東金九九九へ移転、大正七年(一九一八)三月二〇日、東金町田間二〇七六-二へ移転した。
昭和五年(一九三〇)一二月二六日、営業譲渡により、千葉貯蓄銀行東金支店となる。
昭和一九年(一九四四)千葉銀行に吸収合併され営業廃止となる。
頭取 土屋四郎右衛門、明治四〇年当時石井貫一、大正七・-・-大野伝兵衛、大正九・-・-中田郎
〈「千葉銀行史」(一三七)〉より