東金信用組合

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 昭和二六年(一九五一)一〇月二五日、東金信用組合は千葉県知事より事業認可を受ける。
 昭和二六年一一月一二日、東金市東金一〇五九番地(旧東金銀行跡地)に店舗を置き業務を開始。
 設立当初は戦後の混乱期で、中小企業、零細業者の極度の金融逼迫(ひっぱく)の時代で、中小規模の事業者、勤労者その他国民大衆の相互扶助の精神による協同生活のために必要な金融事業を行なう目的をもって、地域金融機関として発足した。
 事業内容
 一、組合員に対する資金の貸付け。二、組合員に対する手形割引。三、組合員の預金又は定期積金の受入、その他金融機関の業務の代理、債務保証等である。
 昭和二九年(一九五四)、大網白里町南今泉に白里出張所、九十九里町片貝に片貝出張所を開設し、営業区域を拡張した。
 昭和三二年(一九五七)、商工組合中央金庫の代理業務取扱の指定を受け代理業務を開始し、大網白里町大網に出張所を開設した。
 昭和三四年(一九五九)、印旛郡八街町に出張所を設け、翌三五年、大網・片貝・八街の各出張所を支店に昇格せしめた。
 同年二月一〇日、初代組合長で設立発起人代表の能勢鬼一に代り、第二代組合長に野口菊治が就任した。
 昭和三六年(一九六一)、国民金融公庫代理業務の認可を受け業務開始。
 昭和三七年(一九六二)三月末、創立一〇年を迎え、預金高、貸出金とも大幅に伸び、組合員二、四〇〇名、役職員五六名になる。
 昭和三八年(一九六三)、山武郡横芝町に支店を開設。
 昭和三九年(一九六四)中小企業金融公庫代理業務開始、同年白里出張所を支店に昇格。
 昭和四〇年(一九六五)五月、本店の新店舗新築竣工。同年印旛郡富里村に富里支店を開設。
 昭和四二年(一九六七)、八日市場市に支店を開設。
 昭和四四年(一九六九)、住宅金融公庫の代理業務取扱指定の認可を受ける。
 昭和四六年(一九七一)二月、創立二〇周年記念式典を挙行。経済の高度成長と共に業務も飛躍的に発展し、預金高・貸出金も伸び、組合員四、五〇〇名、役職員九八名となる。
 昭和四七-四八年(一九七二-一九七三)、片貝・白里・富里の各支店を新築移転。
 昭和五〇年(一九七五)四月、野口菊治理事長に代わり第三代理事長に佐瀬正雄が就任した。
 昭和五二年(一九七七)、県の行政指導のもと、海上郡・匝瑳郡・銚子市・長生郡・夷隅郡・香取郡と営業の地域拡張をする。
 昭和五六年(一九八一)一〇月、創立三〇周年を迎え、営業も預金高、貸出金とも順調に伸び、組合員一〇、二〇〇名、役職員一三五名となり、発展の一途をたどりつつ、現在に至っている。