藤間流政枝会

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 東金市田間に居住する藤間政枝氏が、藤間流政枝会を設立したのは、昭和三〇年代のことである。
 自分の学んで来た藤間流の踊りを、世間一般に広めようという藤間氏の考えと、藤間流の師匠が同郷にあるなら、学んでこれを習おうという人達があって、この会が設立されたといえる。
 当初、その会員はわずかに数名に過ぎなかったが、現在では成東地区会員を含めて四〇名を数えるに至っている。
 この政枝会を代表し、事務所を引き受けている人は東金市岩崎在住の佐々木智子氏である。
 現在佐々木氏の二階を会場として、大人の練習は火曜と金曜日、子供は木曜と土曜日、そして成東地区の練習日が月曜と水曜日になっている。
 主な行事としては、正月五日の「踊りぞめ」春の「大ざらい」夏の「浴衣ざらい」であるが、東金市中央公民館を会場として、毎年盛況をほこっている。
 会には、特に規約はないが、会費は月四、〇〇〇円、維持費として三〇〇円が定められている。
 昭和四六年(一九七一)文化団体協議会発足の折りにはいち早くこの会の趣旨に賛同し、これに二名加盟したことが記録に残されているが、現在は二十数名がこの協議会に加盟し、活発な活動を続けている。