昭和三二年(一九五七)四月、新宿婦人俳句会として、飯田三小子氏によって設立され、設立当初会員は八名の有志によるものであったが、逐次会員の増加をはかり、現在東金市全域に会員をもつ会となっている。ただし、会員は全員は婦人である。
さざなみ俳句会独自の定例会はないが、東金俳句会に出席することをもって定例会としている。
東金俳句会へは昭和五二年入会(加盟会員二六名)
会員は、「飛雲」「ほととぎす」「玉藻」等に投句し、句作に精進している。
会費は年間一、五〇〇円、会誌、会則等はない。事務所を東金市東金一一〇〇番地飯田三小子宅に置いている。
この会について飯田三小子氏は次のように語っている。
「俳句は本当にむつかしいもので、発足当時から、本田たつ子・西田生江・芹川愛子・泉千草さん等と努力していますが、なかなか思うように行きません。
最初、睦月会の紹介にて習志野の故林蓼雨先生に師事し、先生がなくなられてから東金市小野の池上浩山人、不二子先生に指導をうけ、俳句会「ももすもも」で精進しましたが、今は鵜沢玻美先生の主宰する東金俳句会に参加しています。
お茶の間の句会で始まったため、主婦だけの会で、現在も婦人のみの会です。
東金俳句会の定例会が毎月第一土曜日ですので、これに会員こぞって参加し、新年句会や忘年句会、それに月一度近郊県内へ、年二回ほどレンタカーにて県外吟行に出ています。「ももすもも」三百号記念の「桃季撰集」には全員参加致しました。
これからも趣味の域を出ませんが、大いに努力して俳句の心をとらえようと考えています。」