黒潮美術会

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 昭和五三年(一九七八)九月一日、美術文化の向上を図ろうと故早野尚治市長を会長として発足し、現在市長野口洋一氏を会長として活躍している。
 設立当初の会員は二五名であったが、現在会員五六名を数える。
 会費は徴収せず、展覧会開催の都度、出品料として一人二、〇〇〇円を徴収し、展覧会関係費用とし、残額を運営費としている。展覧会は、年二回開催し、会場を東金市・大網白里町・成東町ともち廻りにしている。
 これは、東金市が提唱したものであるが、市が山武郡市の文化の中核となろうと心掛け市民の外、後記する会則に賛同するものを広く会員とし、老若男女を問わず(但し子供は含まない)同好者の入会を勧誘したもので、大網白里町・成東町等九十九里海岸沿岸地帯の市町村居住者が多いのはこのためである。
 事務所は東金市田間二三四一の五番地高安健二方においている。
  千葉県黒潮美術会々則
  (名称・所在地)
第一条 本会は「黒潮美術会」と称し、事務所を事務担任者宅に置く。
  (目的)
第二条 本会は美術一般について、会員相互の研修と親睦を図るとともに地方文化の振興発展を期することを目的とする。
  (組織)
第三条 本会は居住地・性別・年齢を問わず趣旨に賛同して入会した会員をもって組織する。
  (事業並に会議)
第四条 本会は毎年二回の展覧会と研修会、写生会等を随時行い、展覧会終了後反省会を開き総会に兼ねる。
  (役員)
第五条 本会に次の役員を置く。役員は会員の総意により推薦し、任期に制限はない。
    一 会長一名 一 事務担当者若干名
    一 会計一名
    ・会長は会を掌握して、会の発展のため適切な指示を行う。
    ・事務担当者は会の運営に必要な事務を担当する。
    ・会計は出品料の徴収その他出納事務を担当する。
  (経費)
第六条 展覧会の都度出品料を徴収する。展覧会開催のため必要な印刷・通信・会場費・その他にあてる。
 昭和五八年一二月現在役員は、
  会長 東金市長 野口洋一(東金市)
  事務担当者   平野正義(東金市)
          高安健二(東金市)
          石川金四郎(成東町)
          富塚勝男(大網白里町)
  会計      戸田直美(東金市)