東金民踊研究会は、東金市社会教育課の呼びかけによって、昭和三八年(一九六三)に設立したものである。
昭和三六年(一九六一)体育指導員制度が出来、その中にレクリエーション部門が出来た折、東金市家徳、野老三津氏が選出され、県主催の講習に出席しては、婦人会員によびかけて伝達講習が行なわれた。その後青少年指導の中で、レクリエーションを通した仲間作りが強調され、当時の市社会教育課長山崎洋右氏が県の指導をうけていた。
こうした、レクリエーション講習や、仲間作り講習をうけた野老・山崎氏等の志向するところとして、東金市に民踊舞踊研究会の設立があった。そこで会則を定め、多少の会費を決めて一般市民に呼びかけたところ一〇〇名近い人たちが集まって来た。
そこで市の社会福祉協議会長高橋源太郎氏を会長に選出し、県の委嘱した講師を招聘し直接指導には野老・山崎両氏が当たって、毎月第一・第三日曜日と第二月曜日を練習日として、東金市中央公民館を会場として現在に至っている。
その目的とするところは、
1 社会奉仕 2 趣味 3 健康のための活動である。
本年度で設立二〇周年を迎えるが、その数年前、山崎社会教育課長から、
「この会はいわば官製であるが、近く二〇周年を迎える年になった。もう一人歩きをすべきで、いつまでも他に頼っていてはならない。自主的に運営するよう要望する。そのため一年間の休憩期間を持とう。」
との呼びかけがあった。この時の指導者は野老・山崎両氏と八日市場市から特に招いた平山氏であった。
こうして一年の休憩期を置いて、昭和五六年(一九八一)再開し、会長に片岡喜美子氏を選出して自主的に活動している。