大奥書簡と近江局について

 近江局(1604~1670)は摂津の能勢頼次(のせよりつぐ)の三女で、春日局の死後大奥を仕切った人物です。
 慶安3(1650)年、近江局は徳川家光より東金御殿を拝領されますが、近江局の死後、東金御殿は取り壊しとなり、一部は正法寺(現在の大網白里市小西)の小西檀林へ寄進されました。現在は正法寺の本堂となっています。
 今回デジタル化した「大奥書簡」(茂原市立美術館・郷土博物館 所蔵)は、延宝6(1678)年に正法寺に出された文書です。近江局死後の文書ですが、近江局について言及されています。
 

 

 なお、近江局について、もっと詳しく知りたい方は「ときめき」を併せてご覧下さい。
 
【もっと詳しく知りたい方は…】
 ときめき第75号『東金御殿を拝領した「大奥」第一人者 近江局について(一)』
 ときめき第76号『東金御殿を拝領した「大奥」第一人者 近江局について(二)』
 ときめき第86号歴史ばなし『内田家史料(二)~近江局関連史料~』