両総用水

 両総用水は、昭和40(1965)年に完成した、利根川から九十九里平野南部まで続く用水路です。利根川で汲み上げた水を栗山川(成田市~横芝光町)に流し、栗山川中流で取水した水を九十九里平野に送る役割を担っています。この両総用水の整備によって、香取市佐原周辺に起こっていた水害や、九十九里平野の農地の水不足が解消されました。
この大事業には、十枝(とえだ)雄三(ゆうぞう)などの東金市にゆかりのある人物が関わっていました。十枝雄三の活動や両総用水の歴史については、東金市生涯学習課発行の情報誌「ときめき」も併せてご覧ください。
 東金市内でも両総用水事業で整備された施設を見ることができます。
 ①公平水路橋
  全長305m、鉄製の用水専用の橋で、ランガー橋とよばれる形状で建てられました。
 ②東金支線の円筒分水工
  水を均等に分けるための施設で、3方向へ水を分けるために円筒分水工が設置されています。

①公平水路橋


②東金支線の円筒分水工

【もっと詳しく知りたい方は…】
 生涯学習情報誌ときめき 第71号『“一滴”の水に人生を懸けた男 十枝雄三』