内田家文書

 内田家は江戸時代の東金で随一の豪商で、町名主を務めた家でもあります。また、幕末から明治初期にかけて、福島藩板倉家の御用達にもなっています。現代に残る内田家文書には、福島藩板倉家の分領であった東金町・田間村・二又村に関する史料が多く含まれています。
 なお、内田家に関しては、東金市教育委員会刊行の冊子「内田家古文書目録」を掲載しておりますので、そちらもご覧ください。
 
 今回デジタル化した史料は以下の通りです。
東金町内田家治之助邸宅之図
 明治時代の寺社や学校の校舎、豪農豪商の邸宅などを掲載した銅版画集『日本博覧図』に掲載されたものです。
関東御取締御出役廻状写
 関東地方の農村部中心に巡回して犯罪者を捕らえていた幕府役人「関東取締出役(かんとうとりしまりでやく)」の記録です。東金町名主の一人として内田家の「政四郎」の名が出てきます。
国々御巡見公儀ゟ被成御渡候御書付写
 江戸幕府が諸藩や旗本の監視・情勢調査をするために派遣した「巡検使」に関する史料です。巡検使に関する注意事項が記されています。東金町の人物として内田家の「太郎兵衛」の名が出てきます。
 
【もっと詳しく知りたい方は…】
 ときめき第85号「内田家史料(一)」