御成街道と東金御殿

 今回デジタル化した御殿配置図は、元禄4(1691)年に作成された配置図の写しです。「御鷹部屋」「御小姓部屋」など、配置図に書かれている文字から、その部屋の用途が想像できます。
 そもそも東金御殿は、徳川家康が鷹狩りをする際の宿泊施設として建てられたものです。東金御殿へ向かう道「御成街道」は、慶長19(1614)年に佐倉藩主土井利勝により造成されたもので、船橋から東金まで約37㎞を結んでいました。
 東金御殿は徳川家康・秀忠・家光の3代にわたって使用され、寛文11(1671)年に取り壊されました。現在、東金御殿があった場所には千葉県立東金高等学校が建っています。
 
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