吉田初三郎「豊橋市鳥瞰図」

京都出身の吉田初三郎は、大正から昭和にかけての鳥瞰図絵師であり、全国各地の鳥瞰図を作成しています。初三郎は、昭和5年と昭和12年の2回、豊橋の鳥瞰図を描いています。当館所蔵の「豊橋市鳥瞰図」は、初三郎が昭和12年に豊橋市街地を描いた鳥瞰図の原画です。初三郎の原画が残されているところは少なく、また豊橋空襲で消失した市街地が描かれており、大変貴重な資料といえます。