橋良文庫(郷土和装本)
橋良文庫は、豊橋市内の学校で教鞭を執るかたわら、郷土史の研究と郷土資料の収集に情熱を傾けた近藤恒次氏(1910~1978)の旧蔵コレクションです。蔵書には、『ききんのこころえ』などの版本、写本などの和装本に加え、その他、渡辺崋山、小栗風葉、菅江真澄関係資料のほか、漂流記に関するものも多く所蔵されています。
当館では郷土資料を中心に約400冊をデジタル化し、順次公開します(現在約270点)。このうち、天保の飢饉の際に対処法が書かれた『ききんのこころえ』については、原本と翻刻が同時に見られるようにしています。
※豊橋市図書館で所蔵している橋良文庫は、和装本を中心とした図書類です。古文書等の歴史資料は豊橋市美術博物館でも所蔵しており、同館の収蔵品データベースから検索することができます。