アオダイショウ

 

(アオダイショウ)

【自然】

ナミヘビ科ナミヘビ属に属するヘビ。北海道、本州、四国、九州とその周辺の島々に生息する。日本本土では最大のヘビで、全長は2mに及ぶ。小型哺乳類や鳥類、およびその卵を捕食する。よく木に登るほか、人家に棲みつくこともあり、豊田市内でも平野部の住宅地を含む全域に生息する。飼っていた小鳥や卵を捕食するのも、この種であることが多い。幼蛇は成体とは異なる斑点模様を持ち、マムシと間違われて捕殺されることもあるが、古くから人家周辺に生息して田畑や人家に害をなすネズミを駆除してくれる存在として有益視もされ、例えば小原地区にはかつて村にいたとされる白蛇を「蛇神様」としてまつっているところがある。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻550ページ