旭高原元気村

 

(あさひこうげんげんきむら)

【現代】

旭地区の標高650mの高原にある自然豊かで広大な市有地を活用した公園施設。昭和29(1954)年7月に開設された旭村営牧場用地を有効活用するため、昭和57年から当時の旭町が国や県の補助を受けて、愛知高原国定公園内に旭高原自然活用村として自然体験を目的とした野営場や運動場、体験・宿泊施設等を整備した。広大な牧場の中で自然観察を主として天体観測や小動物とのふれあいが体験できるほか、バンガロー、テント村等の宿泊施設を有しているため、自然の中で都市と農山村の交流を図る場所となっている。平成6(1994)年に冬場の閑散期対策として「雪の公園」と称して天文台と人工降雪機を設置したほか、平成18年に人工造雪装置を導入した。また、夏場の体験や宿泊も、隣接する愛知県旭高原少年自然の家と連携しながら、利用者の増加が図られてきた。施設の管理・運営は、旭町の直営から昭和60年7月より任意団体の旭高原自然活用村協会となり、昭和63年10月に財団法人旭高原自然活用村協会が設立され引き続き運営にあたった。平成17年の市町村合併により、豊田市に施設の管理・運営が移管された。平成24年4月から株式会社旭高原(平成23年10月設立)が指定管理者となり、事業が引き継がれた。


『新修豊田市史』関係箇所:5巻77ページ、14巻714ページ