足助重春  生没年未詳

 

(あすけしげはる)

【古代・中世】

南北朝時代の武士。足助氏の中で南朝に与した人物。南朝側で中部地方から関東地方にかけて軍事的な活動をつづけた宗良親王に対して、延元3(建武5・1338)年頃に、三河に来訪するよう求めていたと、宗良の『李花集』に述べられる。また、時期は不明ながら、後醍醐天皇から一族の忠節を称えられた足助重治も同一人物か。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻300ページ