足助病院

 

(あすけびょういん)

【現代】

足助病院は東加茂郡7町村の農協組合員と地域山間部の住民の強い要望にこたえ、地域行政と農協が一体となって病院設立に向かい、その熱意が愛知県厚生農業協同組合連合会(厚生連)を動かし、昭和25(1950)年10月に足助町蔵ノ前に開設されることになった。開設時の規模は、敷地2275m2、建物延べ面積1180m2、内科・外科のみで病床数24床であった。昭和41年4月に、現在地に鉄筋コンクリート3階建を建築し全面移転し、6科、病床数133床と近代的医療に対応できる病院になった。昭和57年には病床数を215床とし、昭和59年4月総合病院の許可を受け、地域の中核病院としての地位を確立した。平成30(2018)年には、4階建の本館棟と3階建の南棟に、診療科10科、一般病床100床、地域包括ケア病棟48床、療養病床42床の規模となっている。


『新修豊田市史』関係箇所:5巻9・380ページ