(あみだどうあみだにょらいざぞう)
【美術・工芸】
像高39.6cm、一木造、内刳なし、彫眼、漆塗。衲衣を偏袒右肩に着け、弥陀定印(力端定印)を結ぶ通形の阿弥陀如来坐像。平安時代後期(11世紀頃)の作品と考えられる。阿弥陀堂内には、本像とともに木造薬師如来立像と木造観音菩薩立像が祀られていたが、観音菩薩立像は盗難に遭い、現在は所在不明である。堂内に残る明和3(1766)年銘の棟札には、この3体を行基菩薩の作とする伝承が記されている。市指定文化財。
『新修豊田市史』関係箇所:21巻72ページ
→ 阿弥陀如来