(いけじまちょうさかぐちいせき)
【考古】
旭地区の池島町坂口に所在し、矢作川左岸の標高約144mの河岸段丘末端に位置する縄文時代遺跡。平成3(1991)・4年に本調査が行われ、主に縄文時代の遺構・遺物が見つかった。中期後半の河原石による集石遺構のほか、後期中葉の鉢の埋設遺構も見つかった。遺物は、早期の前半(写真:縦4.8cm)と後半・前期後半・中期後半・後期中葉・晩期前半の土器のほか、石鏃・石匙などの石器や石刀などの石製品、土偶の脚部片が出土している。
『新修豊田市史』関係箇所:1巻68・113ページ、18巻528ページ