石野村  

 

(いしのむら)

【近代】

明治39(1906)年~昭和30(1955)年の西加茂郡の自治体名。江戸時代の藩政村が合併を繰り返したのち、明治39年7月1日に成立。合併各村の大字を継承した22の大字(松嶺、藤沢、押沢、富田、国附、小峯、椿、山路、室、中金、小白見、野口、中切、元山中、千鳥、成合、上鷹見、石下瀬、寺谷下、下鷹見、小呂、手呂)からなっていた。その後、昭和30年に、猿投町・保見村と合併し、新しい猿投町が成立すると同時に石野村は廃止された。明治17年の地籍帳からのちに石野村となる各村の土地利用データを総計してみると、田265町、畑154町、宅地32町、山林原野1293町であり、同じく明治24年の「徴発物件一覧表」の総計は、戸数729、人口3256人(うち、男性1627人、女性1629人)であった。

『新修豊田市史』関係箇所:4巻380ページ