(イロリ)
【民俗】〈住生活〉
イロリはユルリと呼ばれ、市域山間部で用いられた。大きさは3×3尺か6×3尺、深さは1~1.5尺ほど。フセンブチ(木枠)はヒノキかスギ製だった。燃料には薪、枯れ枝、クド(竈)でできたオキなどを使った。火気を絶やさないようにするため、就寝前に燃えさしの木をクグリ灰(熱灰)に埋めた。翌朝、火箸でさばくと火が熾きた。中心部はヒホドという神聖な場所で、不浄物が入ると禰宜を頼んでお祓いを受けることもあった。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻418ページ
イロリ
(イロリ)
【民俗】〈住生活〉
イロリはユルリと呼ばれ、市域山間部で用いられた。大きさは3×3尺か6×3尺、深さは1~1.5尺ほど。フセンブチ(木枠)はヒノキかスギ製だった。燃料には薪、枯れ枝、クド(竈)でできたオキなどを使った。火気を絶やさないようにするため、就寝前に燃えさしの木をクグリ灰(熱灰)に埋めた。翌朝、火箸でさばくと火が熾きた。中心部はヒホドという神聖な場所で、不浄物が入ると禰宜を頼んでお祓いを受けることもあった。〈住生活〉
『新修豊田市史』関係箇所:15巻418ページ