ウシモツゴ

 

(ウシモツゴ)

【自然】

コイ科、モツゴ属。国・県ともに絶滅危惧ⅠA類。県の指定希少種(平成4年)。市指定の天然記念物(1992年3月30日指定)。日本の固有種。市内の地方名はタゴイ、イシゴイ、イシモロ、モロコ、ケンカモロコ、クチボソ、ギンモロ等がある(1954~55調査)。ケンカモロコの地方名があるように小型魚種でありながら動きが非常に活発。特に、産卵期は激しく縄張り争いが絶えない。側線は前方の2~5鱗のみに存在するのが特徴。五郎土池ごろんどいけの下池(白山町)だけは愛知用水から導水しなかったので、ウシモツゴの唯一の自然分布池になった。市はフェンスを設置し、自然愛護団体と連携して保護活動を継続している。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻515・521・621ページ